「耐用年数」。
モノはいつまでもつか・使えるか、というギモンを難しく言う言葉ですね。

実はこれは税務署の用語で、資産(減価償却資産)が利用に耐える年数をいうもので、
長期にわたり反復使用したとき、その経済的価値は当然減っていくものですから、
価値の減価を、各年度に費用配分していく場合の、計算の基礎となる年数のことです。
例えば、鉄筋コンクリートの建物なら50年。
木造の住宅なら22年、と決められています。

え、たった22年!
でもこれは、なにも物理的寿命を言っているのはなく、
会計上の都合で決められているにすぎません。
が、しかし中古住宅の流通の現場では、確かに築22年の土地付住宅は、
土地値で取引されます。

でも、住めますよね。ほんとに価値ゼロですか。
「耐用年数」は、「決めてあるもの」で、「寿命」ではありません。
「寿命」は「決まるもの」で、統計では木造戸建住宅で、建築から解体まで、
平均ほぼ50年使用されています。
それでも、欧米の平均100年超と比べれば、約半分。
日本の住宅でも「寿命」は、伸ばすことができるはずです。
フローからストックへ。
建築も不動産もその大きな潮目に遭遇しているように思うのでした。

弊社のストック活用策。オドメーター10万キロジャストの営業車でした。
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