高齢者の3人に一人が罹患するといわれているのが認知症です。
65歳以上の人口は約3000万人、
すでに国民の4人に1人は「老人」となった日本ですから、
今後ますます身近に認知症患者があふれることになります。
ワタクシ自身,身近な問題として、これを抱えていまして、
いろいろ認知症の事を知ると、今までの認識と違う事に、気づかされます。
ボケてはるん?
はい。
親戚の集まりで、同じような年代の人からは、そう言われてしまう我が身内。
身内は大変でしょう?
はい。
「本人は、いいわね」とまで言われ、私自身もそんな感覚でいました。
喜びもない代わりに、不安も、心配もない。つまり人間的な感情を失っていると。
でも、それは違うみたいです。
あるところで読んだ記事に、
ほぼ、全ての認知症患者が、苦しんでいるという事実。
脳血管性の認知症患者に至っては、ほぼ100%の人が、
「自分が惚けている事」を感じているという。
「自分が惚けていく」という恐怖。それはとんでもない精神的苦痛だ、と。
認知症は、家族で介護はできないとも言われている。
施設に入るのも、周りの家族のためだ。
進行すればするほど、巻き込む人数も多くなり、
社会的負担も大きくなる。
いまのところ薬や手術といった医療の果たす役割は小さい。
経験豊富なケアマネに聞いたら、怒ってはダメだそうだ。
本人は不安で苦しんでいる。
そう理解することが、第一歩かなと。
「実家の親が認知症。その時、不動産の売却はどうすればいい?」