折込の住宅の広告を眺めてみる。

「家族の夢」「家族の理想」「家族のための。。。」

キャッチコピーに踊る「家族・・・」

住まいは家族のためにある、と、供給する方は考えていた。

新築マンション、分譲戸建て、注文建築のマーケットの主役は確かにそーなのだが。

では、家族ってなにか?

同居親族+外で下宿している子供も含めた社会単位。

じゃ、世帯は?

同居親族+親族じゃない同居人で、家計を同一にする単位。

世帯のカタチは多様化している。

大阪市内では、世帯の半分が単身世帯だそうだ。なんと、半分。

もちろん、独居老人というのも含まれるが、

学生でもなくいわゆる働き世代の単身住まいの増加が、大きい。

じゃ、その方たちの住まいはどうなっているのか?

ワンルームマンションは仮の住まいと考える人は多い。

満足できるひとり、ふたりの住まい。

ニーズと供給のギャップが、そこにないか。

いますこし、そのあたりをもっと考えなければ、と思う、

平成27年、節分の夕。でした。