戸建てにしろ、マンションにしろ土地や建物に対する不動産の評価(市場価値)が、この先変わっていきます。そのお話を。

例えば、土地。5区画や6区画の多区画の現場あります。南東角の区画が一番高く。北向きは安い。専用通路と呼ばれるいわゆる旗竿の土地はもっと安い。

これが、今までの常識で、まぁ、今現在でもそういう値付けがされていますが。でも、実際販売の現場では、奥まった土地は、プライバシーが守られる。道に面した土地は不安、といった声も聴きます。
方角でもそう。玄関の向きはあまり問わない。設計の工夫で陽を取り込み、部屋を明るくすればいい、と。

世間でいう高級住宅地でも、擁壁に囲まれた玄関まで段差のある家は、敬遠されつつあります。山の上より、駅に近いフラットな土地がいい。

つまり、サプライ側不動産業者の今までの常識は、変わりつつあるのです。

土地の関して、これから注目されていくのが、「立地適正化法」です。「居住誘導区域」に外れた土地は、資産価値にも影響が出るかもしれません。具体的には同じ行政区域でも、地域によっては、

行政サービスに差が出てくるかもしれないのがこの法律です。

今、都市計画の転換期です。不動産は、その行方にも目を配らなければ、あきません。
次は、建物です。これはもう、インスペクションによって、築年数によらず、構造躯体のコンディションが、価値を左右する。つまり、価格が上下する時代が来るでしょう。「減価償却」による耐用年数ではなく、「経済的残存価値」が重視されます。つまり、あと何年、使えるねん?が価格に影響するようになります。まぁ、これが世界的にスタンダードなんですがね。

いままで、不動産屋の常識であった、不動産の評価基準が崩れつつあります。その評価基準も、実はあまり根拠のないものも多く、勘と経験が支配していました。ここでも、AIが登場するかもしれません。

いや、そうならなければ、消費者の支持を得て売りやすい、買いやすい不動産にはならない、と考えますが、いかがでしょうか。