トレンドリポートblog~豊中・箕面・池田

豊中・箕面・池田の北摂3市を中心とした街の情報や、不動産関連のお役立ち情報を書いています。

2026年あけましておめでとうございます。

昭和、平成、令和と時代は移りその中で、家や不動産にまつわる価値観も変化していきました。
複数の媒体で不動産や家に関する情報発信をすべく時代の空気やトレンドを追っかけてきた中で、
人びとが家や不動産に何を求めて、何にプライオリティーを置いてこれを選ぶのかを考え、
幸せを紡ぐ装置として、今何を大事に、考えたらいいのかを、年頭まとめてみた。

キーワードは、カルチャー 行政 経済 

カルチャー
主役はもちろんヒト、家族です。
それぞれがそこで暮らしていく中のカルチャーです。暮らしの価値観と言ってもいい。

ある家族は子育て。あるいは趣味。人との付き合い方。
街のみんなと仲良く触れ合いたい、街に溶け込みたい。
一人ひとりの家族が、暮らしていく上で何に重きを置いているのか、
それによって、どこに住むのか、どの町に住むのか。
家族の暮らしのカルチャーは、家選びの一番大切な要素かも。




◇行政
納税者として、行政サービスの質も大事です。具体的な行政サービスだけでなく、
町や市の歴史が創ったイメージも大きな意味で行政。

もうひとつ、再開発のみが街の発展ではない。
「センシュアス・シティ」という考えがある。官能都市と訳す。HOMES総研というシンクタンクが、
書いている。
ハードとしての街の機能だけが都市の魅力ではない。
歴史や時間が育てた文化をベースに。
施設や建物だけではなく、五感で感じる暮らしの文化を言う。「官能都市」と訳している。
人びとを巻き込み、活力となる取り組みも街の魅力を生む。
メインカルチャーだけでなく、サブカルもある。
街の価値は施設などのハードだけではなく、五感に感じる部分が大事という話。
昨今の駅前再開発ブームに疑問を挟んでいる。
実はこれは、2000年以降の法改正によって都市再生に際して、国の補助金が大幅に
増え自治体の負担が減ったことを契機に、拡大した。
地方にとって、法律に準拠した駅前再開発は、事業そのものが目的化したわけで、
将来に渡って都市が活性化する根拠はない。






◇経済

もちろん、家を買う借りるにして、生活が経済的に成り立つのが原則。
その中で、ローンを含めた住宅関連支出が合理的であること。
その支出の見合う価値が得られているかどうか。

ただ、家を買うことは投資ではない。将来の値上がりが、金融資産を膨らませるという
幻想を持つべきではない。
なぜか、人口減少に伴って確実に経済は縮小する。その中で経済は不確実性のみが高まる。
10年20年の値上がりを見越した今の我慢が、時間的利益の大きな損失になります。

この3つ、どれにプライオリティーを置いて、家を選ぶのか。
それは人それぞれ、でしょう。

ただ、今から10年20年そこで暮らしを紡ぐ、その中でかけがえのない人生の価値を生むソースはどれか、見極めて選びたい。


ブログタイトルは、最近刺さったビールのキャッチコピー。
秀逸だと思う。


家を買ってそこに住まう。
そこで暮らしていくという事は、周りのコミュニティーに参加するということ。
当然その土地、その街ならではの暮らしがそこにある。

人生においてそこで、暮らしを紡ぐことに価値を見出すために、家は装置であり、
大きな要素ではある。
これを背景として住み続けることで、子供の成長とかかけがえのない価値が生まれる。

ガンジーは「本当の富とは、健康のことであり、金や銀のことではない」と。
つまり、売らずに住み続ける。幸せに健康的に暮らす。
時間がそれを富であり財としてくれる。
決して資産としての含み益がそれではないと。と言っても一部東京以外、持っているだけで含み益が膨らむい家などもうない。

また、アダム・スミスは将来にわたり価値を生み出す労働や資産こそが富であると主張しました。
この労働とは、家事であったり子育て。

また、こうも言ってます。自分の人生を自分の思い通りに生きられる自由や、
他者のために生きることで得られる充実感も「本当の富」だと。
前HOMESで取材した、住宅関連の起業家は、住宅ローンは自由を縛ると。
住宅ローンから解放したいとも言ってました。

何が言いたいかというと、資産価値ベースでの家選びはちょっと違うのではと。
家を買うことは、住宅の再販価格=資産価値目当ての投資ではなく、
家族の幸せな暮らしの装置となる家を見つけること。

そのためには、建築としての家のことのみならず、街や行政、家庭経済のこともよく知ったエージェントの役割は大きい。

幸せは、家と家族でもできている。







 

不動産の価格決定メカニズムが、変わってきていないか。
という疑問があります。

実需をベースに、市場原理で価格は決定されてきた。
それは、すべての物価と一緒。
今、世界中のマネー余りの中で、海外資本が為替のフィルターを通じて、
価格を引き上げている。

それも資本主義メカニズムなんでしょう。
でも一部事業用と、投機対象の物件以外、実需の不動産というものは、
確かに資産ではあっても、その富は、
マネー価値だけで量られるものでなないと思う。

たとえば、住宅は家族で生活を育む器として、長年暮らしているうちに、
子供の成長に伴って、学校や、自然や、街や人とのつながりを通して
ココロに積み重なる富となって行く。
つまり、家や土地は、ヒトの暮らしや人生にとって、かけがえのないものを残してくれる。

幸せの装置としての不動産が、そこにはあると思う。
翻って、例えば今、高価なマンションを買って、値上がりを待って売りましょう。
10年で売りましょうと言う住宅評論家がいる。
グローバル経済にこれだけ不確実なリスクが潜むなか、10年後の価格を予想できるか。

・変動  (Volatility)・不確実 (Uncertainty)・複雑  (Complexity)・曖昧  (Ambiguity)
VUCA(ブーカ)の時代だそうだ。

不動産を通して幸せを紡ぐためのにできることは、マネーゲームからはなれて、
生活の道具になりうる不動産を選び、これで日々の生活を充実させて楽しむこと。

だと思うがいかがだろう。





住宅は、インフラもっと言えば福祉であるという。
つまり 、人が生きていくためになくてなならないもののひとつ。
教育、医療と並び、公共が提供すべきものという考えがある。

民主主義国家の先進国では、どこもこれにそってさまざまな施策を行う。
セーフティーネット住宅、市営住宅、民間住宅への入居支援など。

では、公共とは何?
辞書的にはあまねく社会全体の利益のための施設や、それを支える団体となる。

新しい公共の担い手という考えがある。
■今までと同様。国や自治体などの公共団体
■公共団体に準ずる、営利を目的としないNPOなど
■民間のボランティア団体など

公共の利益に資する仕事は、いままで役所などが担って、
それが行政サービスとして社会は成り立っていた。
が、成熟した自由経済の中で、役所のできることに限界が生じてきている。
そこで、新しい公共の担い手として、2番目や3番目の役割が、
大きくなっているという。

新しい公共を担うのは、ボランティアやプロボノといわれる市民。
新しい公共は、既存の公共団体以外、利益を追求する民間企業も含まれると思う。

戻って、住宅施策においては、多くが民間企業がこれを担うが、
今後、セーフティーネットとしての施策もその役割を担う。
ただし、民間企業であるからからには。。以下、引用。

「民間が取れないリスクはやはり行政が取らないといけない。
例えば、固定資産税を優遇するから住めるように安い住宅を作ってよ、と言って、ビジネスとして全体が成り立つのであれば、民間活用ができる」
こえ、モデレートインカムハウジングの考え方。


「モデレートインカムハウジング」
最近、気になったワード。














https://www.homes.co.jp/life/cl-event/cm-other_event/69121/

homes 掲載記事です。
「高槻ジャズストリート」を覗いてきた。
5月3日4日開催の初日の3日。
好天の下、阪急の駅から、南は城址公園界隈、北はJR駅、阪急百貨店界隈まで、
ひと、ひと、人の賑わいはさすがビッグイベント。
野外会場の近くでは、サウンドも響き、それに導かれて、人の波も動く様相。

27回目?1000人以上のボランティアで開催されるイベントとしては日本でも有数の規模だと思う。
ジャズ好きで、長く聞いてたワタクシは、ここに出演する知り合いも多い。
今回もその伝手で、イベントのチェアマンに話を聞くことができた。

でも記事の中身は、音楽や出演者の話は、なし。
専ら、イベントを支える市民ボランティアの話ばかりです。

今、どこの郊外都市も、少子高齢化で人口減少や消費の面で、活力が失われてきているなか、
都市計画による再開発によって、活性化を目指しています。この辺りは、住宅メディアで私も多くの
記事を書いてきた。

だがしかし、ピカピカの商業施設や、タワーマンションを建てることで、果たして活力が戻るか?
この先10年20年と賑わいは続くのか。

そのあたり、東京の編集者でも懐疑的ではある。
そこで、まちづくりには何が必要なのか。やはり、ヒトであると。
まちづくりにおける行政ができることは、ますます減っていく。

それを補い、まちづくりに参加するのが、市民だと。
「ボランティア」や「プロボノ」といったキイワードが、重要になる。

で、「高槻ジャズストリート」です。ボランティアだけで10万人規模のイベントを開催し、
賑わいを生んでいる。これからのまちづくり、活力創出は、市民の手による、と。
そんな記事です。

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